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iPhone Duoレビューまとめ:評価が一致した点と分かれた点
Appleの折りたたみ式iPhone Duoの本格レビューが公開されました。目立たない折り目となめらかなヒンジは高く評価された一方、バッテリー持ちと発熱では評価が分かれ、254グラムの重さ、1,999ドルの価格、Apple Pencil対応の遅れが指摘されています。
要点
- Apple初の折りたたみ式iPhoneであるiPhone Duoの本格レビューが2026年10月21日に公開されました。10月23日(金)の発売の2日前です。
- レビュアーの多くは、7.6インチの内側ディスプレイの折り目は正面からはほとんど見えないものの指で触れると分かること、そしてヒンジが折りたたみ端末の中でも最高水準であることで意見が一致しています。
- 評価が分かれた主な点は、バッテリー持ち、負荷の高い使用時の発熱、そしてiPad風のマルチタスク機能がスマートフォンでどこまで役立つかです。
- 最も多かった不満は重さ(254グラム)と1,999ドルからという価格です。Apple Pencilへの対応は発売時点では提供されていません。
Appleは2026年9月9日にiPhone Duoを発表し、初の折りたたみ式iPhoneと位置づけました。予約注文は10月16日に始まり、テスターが数日間使用した後の最初の長期レビューが10月21日に公開されました。以下では、公開されたレビューと以前のハンズオン(実機体験)記事の評価が一致した点と異なる点、そしてそれらの結果がApple公式の仕様とどう比較されるかをまとめます。
Appleが示した製品の概要
Appleのプレスリリースによると、Duoは7.6インチの内側ディスプレイと5.4インチの外側ディスプレイを備えています。どちらも同じアスペクト比のSuper Retina XDRディスプレイです。内側ディスプレイにはマットなNano-textureガラス仕上げが施されており、Appleは映り込みを抑え、折り目を目立ちにくくすると説明しています。ProMotionと常時表示にも対応し、屋外でのピーク輝度は最大3,000ニトです。チップはiPhone 18 Proと同じA20 Proを搭載し、フレームにはグレード5のチタニウムを採用しています。耐水・防塵性能はIP68等級です。
リリースによると、AppleのCEOであるジョン・ターナス氏は本機を「初代以来、iPhoneにとって最も変革的な変化」と表現しました。Appleは発表の中で重さや厚さを明らかにしていません。仕様表を確認したTidBITSは、重さ254グラム、厚さは開いた状態で5.2mm、閉じた状態で11.3mmと報じています。
| 項目 | iPhone Duo | 出典 |
|---|---|---|
| 開始価格(米国) | 1,999ドル(256GB) | Apple Newsroom |
| ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB(2TB:3,199ドル) | Apple Newsroom; MacRumors |
| 内側/外側ディスプレイ | 7.6インチ/5.4インチ、同じアスペクト比 | Apple Newsroom |
| 厚さ(開いた状態/閉じた状態) | 5.2mm/11.3mm | TidBITS |
| 重さ | 254g | TidBITS; Engadget |
| チップ | A20 Pro | Apple Newsroom |
| 背面カメラ | 48MP Fusionメイン、48MP Fusion超広角(専用の望遠カメラなし) | Apple Newsroom; MacRumors |
| バッテリー(公称) | 混合使用で最大24時間、ビデオ再生で最大31時間(内側)、44時間(外側) | Apple Newsroom |
| Apple Pencil | USB-C対応Apple Pencilが両ディスプレイで使用可能、「今年後半」 | Apple Newsroom |
| 耐久性 | IP68、前面にCeramic Shield 2、背面にCeramic Shield | Apple Newsroom |
折り目:目立たないが、消えてはいない
折り目は、テスターの評価が最も一致した点です。EngadgetのSam Rutherford氏はレビューで、角度によっては小さなくぼみが見えるものの、画面を正面から見るとほとんど分からなくなると述べています。9to5MacのChance Miller氏は「ほとんどの照明条件で、正面から使っている限りiPhone Duoの折り目は見えない」と書く一方、スクロール時には指で感じられると付け加えています。MacRumorsも9月のハンズオンで同様の指摘をしており、光の当たり方によっては折り目が見えるものの、AppleはSamsungよりもうまく目立たなくしていると評価しました。公開されたレビューの要約によると、The Vergeのレビュアーも、折り目はマットな画面によって大部分が目立たなくなっているものの、完全に見えないわけではないとしています。
マット仕上げには批判的な意見もあります。PhoneArenaは初期の反応の中で、マットなコーティングがスマートフォンのメイン画面に適しているのか疑問を呈しました。また、Appleはヒンジが何回の開閉に耐えられるかを公表しておらず、The Nationalもこの点を指摘しています。
ヒンジと作り
Appleによると、ヒンジは100以上の部品で構成され、マグネットアレイによって本体を閉じた状態に保ちます。レビュアーの評価は好意的です。Rutherford氏は「これまで使ったどの折りたたみ端末と比べても、最も優れたヒンジの一つ」と評し、さまざまな角度で位置を保てる点を挙げています。The NationalのAlvin R Cabral氏は、ぐらつきはなかったと報告しています。実用面での唯一の不満は9to5Macによるもので、本体を開くのに両手が必要だと述べています。
重さとサイズ:最も多かった不満
254グラムのDuoは、スマートフォンとしては重い部類です。Engadgetは、SamsungのGalaxy Z Fold 8より25%以上重く、ポケットの中では錨のように感じられることがあると述べています。9to5MacはiPhone 18 Pro Maxより5グラム重いとしつつ、短く幅の広い形状のほうが持ちやすいと評価しました。ただし、片手での操作は長時間になると疲れるとしています。Rutherford氏は9月のハンズオンの時点で、すでに本機を「かなり重い」と表現していました。
マルチタスク:iPhone初の機能だが制約も
DuoではiPadのSplit Viewが、iPhoneの内側ディスプレイで使えるようになりました。テスターは動作がスムーズだと評していますが、その使い勝手については意見が分かれています。MacRumorsによると、2つのアプリはそれぞれ画面のちょうど半分を占め、サイズは変更できません。Engadgetは、縦向きでは画面が上下にしか分割されないこと、また多くのサードパーティ製アプリがまだ大きな画面にうまく対応していないことを指摘しました。Rutherford氏は「多くのアプリは、最適な見た目になるまでまだ調整が必要だ」と書いています。9to5MacはSlide OverなどiPadの機能がもっと欲しいとし、The Nationalは画面の片側から写真をドラッグし、もう片側のメールに入れる使い方を紹介しました。アプリの対応状況は、開発者のアップデートに伴って変わっていくと考えられます。
バッテリーと発熱:レビューの評価が分かれた点
初期レビューで最もばらつきが大きかったのがバッテリーの結果です。Engadgetのビデオ再生テストでは28時間48分持続し、Galaxy Z Fold 8より約30分長く、テスト日の終わりには約40%残ることが多かったとしています。9to5Macでは通常の1日の終わりに約20%が残るのが一般的で、iPhone 18 Proよりわずかに熱くなるものの、動作が遅くなることはないと述べています。The Vergeの評価はそれほど好意的ではありませんでした。同誌のレビューの要約によると、2人のレビュアーのうち1人は少なくとも1日1回の充電が必要で、もう1人は約6時間半の画面使用後に約30%が残っていました。2人とも、長時間のカメラ使用時や一部のサードパーティ製アプリで本体が熱くなったとしています。
カメラ
Duoは48メガピクセルの背面カメラを2基備え、専用の望遠カメラはありません。Appleは2倍のオプションを「光学品質」と説明しており、MacRumorsはこれがメインセンサーからの切り出しであると解説しています。Engadgetは画質を高く評価しつつも、Appleで最も優れたカメラを持つiPhoneは引き続きiPhone 18 Proだと述べました。9to5Macは、メインカメラはiPhone Airに近く、18 Proにはわずかに及ばないと評価しています。より高倍率のズームを望む声も複数のテスターから上がりました。外側ディスプレイには12MPのセンターフレームカメラがあり、内側ディスプレイの下にはFaceTimeカメラが隠されています。TidBITSによると、このディスプレイ下カメラは1080pでビデオを撮影します。
スタイラス:まだ使えない
Appleによると、USB-C対応Apple Pencilは「今年後半」に両方のディスプレイで使えるようになるため、どのレビューでも試すことはできませんでした。Engadgetのレビューは、今月中にも対応する可能性を示唆しています。Appleは日付を確認していません。Rutherford氏は、対応が始まれば、マットな内側ディスプレイはイラストやメモ取りに向いているはずだと述べています。
価格と発売時期
Appleによると、Duoの米国での価格は1,999ドルからで、24か月の分割払いでは月83.29ドルです。MacRumorsは、2TBモデルが3,199ドルだと報じています。アラブ首長国連邦について、The Nationalは価格を8,499ディルハムから13,599ディルハムとし、配送に時間がかかっていると伝えました。Appleによると、本機は10月23日(金)に、米国、英国、カナダ、中国、日本、ドイツ、フランス、オーストラリア、ブラジルを含む70以上の国と地域で発売されます。10月30日にはさらに28の国と地域で発売されます。カラーはStar WhiteとNight Skyです。
影響と意味
初期の評価は、ハードウェアについてはおおむね好意的で、製品全体についてはより慎重です。EngadgetはDuoに10点中8.8点をつけ、Apple初の折りたたみ端末は「待った甲斐があった」と述べました。9to5Macは「iPhoneの未来を垣間見せる製品」と評しつつ、1,999ドルという価格では多くの購入者にとって現実的な選択肢ではないとしています。公開された要約によると、The Vergeはここ数年でAppleの最も興味深い製品の一つと評価し、多くの人には様子を見るよう勧めました。折り目、ヒンジ、作りはレビュアーに好印象を与えています。最も多く挙げられた欠点は、重さ、価格、望遠カメラがないこと、そしてPencil対応の遅れです。バッテリー持ちと発熱はテスターによって異なるため、今後数週間のユーザーの報告が重要になります。大きな画面へのサードパーティ製アプリの対応も、開発者がアプリを更新するまでは未知数です。
よくある質問
iPhone Duoはいつ発売されますか?
Appleによると、iPhone Duoは2026年10月23日(金)から、米国、英国、中国、日本を含む70以上の国と地域で販売されます。予約注文は10月16日に始まり、10月30日にはさらに28の国と地域で発売されます。
iPhone Duoの価格はいくらですか?
米国では256GBモデルが1,999ドルからです。ストレージは最大2TBまで選べ、MacRumorsによると2TBモデルは3,199ドルです。
iPhone Duoの折り目は見えますか?
多くのレビュアーは、7.6インチの内側ディスプレイの折り目はマットなNano-textureガラス仕上げのおかげで正面からはほとんど見えないと述べています。ただし、角度によっては見え、指で触れると分かります。
iPhone DuoはApple Pencilに対応していますか?
Appleによると、USB-C対応のApple Pencilは今年後半にどちらのディスプレイでも使えるようになります。発売時のレビューでは試すことができませんでした。
iPhone Duoのバッテリー持ちはどうですか?
結果はさまざまです。Engadgetのビデオ再生テストでは28時間48分持続し、9to5Macでは1日の終わりに通常約20%が残りました。一方、The Vergeのレビュアーはよりばらつきのある結果を報告し、負荷の高い使用時の発熱も指摘しています。
出典
- Apple Newsroom: Apple unveils iPhone Duo(2026年9月9日)
- TidBITS: Apple Unfolds the iPhone Duo(2026年9月11日)
- Engadget: Apple iPhone Duo review(2026年10月21日)
- Engadget: iPhone Duo hands-on(2026年9月)
- 9to5Mac: iPhone Duo review(2026年10月21日)
- MacRumors: Hands-On With the iPhone Duo(2026年9月9日)
- The National: Apple iPhone Duo hands-on(2026年10月21日)
- The Verge: iPhone Duo review(2026年10月21日)
- AndroidPure: iPhone Duo reviews and battery life(2026年10月21日)
- PhoneArena: The Best and Worst of the iPhone Duo