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『glee/グリー』新シリーズ、Disney+とHuluが正式発注 現時点で分かっていること
Disney+とHuluは、オリジナル版の制作者が脚本を手がける『glee/グリー』の新シリーズを20th Televisionに発注しました。キャスト、配信開始日、形式はまだ発表されていません。
要点
- Variety、TheWrap、TVLine、The Hollywood Reporterによると、Disney+とHuluは2026年10月21日(水曜日)、『glee/グリー』の新シリーズの制作(シリーズオーダー)を発表しました。
- 制作はオリジナル版(Fox)を手がけたスタジオ、20th Televisionです。脚本はオリジナル版の生みの親であるライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナンの3人が共同で執筆しました。
- キャスト、配信開始日、話数、あらすじはまだ発表されていません。オリジナルの物語の続編になるのか、リメイクになるのか、その中間になるのかも明らかではありません。
- オリジナル版『glee/グリー』は2009年から2015年までFoxで放送され、全6シーズン・121話でした。2022年6月からはDisney+とHuluで配信されています。
発表された内容
『glee/グリー』の最終話の放送から10年以上が経ち、ディズニーはこのミュージカル・コメディーを正式に復活させます。業界メディアは10月21日、Disney+とHuluが新シリーズを発注したと報じました。これにより、オリジナル版の舞台であるオハイオ州の架空の学校、ウィリアム・マッキンリー高校への「帰還」をめぐってマーフィーが数か月にわたり示唆してきた話に、一つの区切りがつきました。
TheWrapは、今回の発注がFoxでの放送開始から約17年後にあたると指摘しています。新シリーズの制作は20th Televisionが担当します。同スタジオは旧社名の20th Century Fox Television時代にオリジナル版を制作していました。ディズニーは2019年に21世紀フォックスのエンターテインメント資産の大部分を買収した際にこのスタジオを取得しており、作品の権利は現在、復活版を発注した2つの配信サービスと同じ企業グループのもとにあります。
脚本は、オリジナル版の共同制作者であるマーフィー、ファルチャック、ブレナンの3人によるものです。マーフィーは9月下旬、Entertainment Tonightに対し、3人で一緒に脚本を書いたと語りました。TheWrapは、マーフィーが「We have a script(脚本はできている)」とだけ述べたと伝えています。またTheWrapによると、3人がショーランナーの役割をどう分担するのか、あるいは別の人物が日々の制作を統括するのかは、まだ分かっていません。The Hollywood Reporterは匿名の関係者の話として、発注が報じられた時点でクリエイティブチームとの契約はまだ最終調整中だったと伝えています。
確定している点と未確定の点
今回の発表は詳細が多くありません。以下の表は、2026年10月21日時点で複数のメディアの報道により確認されている点と、まだ分かっていない点を整理したものです。
| 項目 | 状況 | 詳細 |
|---|---|---|
| シリーズの発注 | 確定 | Disney+とHuluが『glee/グリー』新シリーズを発注(Variety、TheWrap、TVLine) |
| 制作スタジオ | 確定 | 20th Television(Variety、TheWrap) |
| 脚本 | 確定 | ライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナン(TVLine、TheWrap) |
| ショーランナー体制 | 未発表 | 役割分担は不明。契約は最終調整中と報じられている(TheWrap、The Hollywood Reporter) |
| キャスト | 未発表 | オリジナル版・新規ともに正式に決定したキャストはなし |
| 配信開始日と話数 | 未発表 | 撮影開始時期や配信時期の発表はなし |
| 形式 | 未発表 | 続編か、リメイクか、その折衷かは明らかにされていない |
復活までの経緯
TVLineとYahoo Entertainmentによると、マーフィーが復活を初めて公に示唆したのは2026年7月、自身が手がけるFXのドラマ『The Shards』のプレミアの場でした。マーフィーはPeople誌に対し、作品が「come back around(再び注目されている)」と語り、多くの若い視聴者が今になってこの作品を見つけていると述べました。
その約2か月後、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン13のプレミアで、マーフィーはEntertainment Tonightに脚本を書き終えたばかりだと明かしました。同じ時期に、オリジナル版のキャスト約10人と連絡を取っていたとも語っています。マーフィーはキャストたちについて「very enthusiastic about the idea(このアイデアにとても乗り気だ)」と表現する一方、キャストたちは自分の役がどうなるのかについて多くの疑問を抱いているとも付け加えました。
オリジナル版のキャストの中には復帰について公に語っている人もいますが、正式に契約した人はまだいません。Yahoo Entertainmentによると、チアリーディング部のコーチ、スー・シルベスターを演じたジェーン・リンチはポッドキャストで、自分は「the first in line(真っ先に並ぶ)」と語りました。レイチェル・ベリーを演じたリア・ミシェルはE! Newsに対し、「follow Ryan wherever he goes(ライアンがどこへ行こうとついていく)」と述べています。これらはあくまで関心の表明であり、キャストの発表ではありません。
復活版は、この作品が経験してきた喪失とも向き合うことになります。オリジナルのアンサンブルキャストのうち3人が亡くなっています。2013年にコリー・モンティス、2018年にマーク・サリング、2020年にナヤ・リヴェラです。オリジナル版では、シーズン5のエピソード「The Quarterback」でモンティスが演じた役の物語に幕が下ろされました。新シリーズがこの歴史をどう扱うかは、まだ答えの出ていない創作上の課題の一つです。
数字で見るオリジナル版
『glee/グリー』は2009年5月19日にFoxでパイロット版を放送し、2015年3月20日に最終話を迎えました。合唱部「ニュー・ディレクションズ」を描いたこの作品は、毎週披露されるポップソングやミュージカル曲のカバーも手伝って、当時のネットワーク局の番組の中でも特に注目を集めた作品の一つとなりました。
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| オリジナル版の放送期間 | 2009年5月19日~2015年3月20日(Fox) | Wikipedia(シリーズの記事) |
| シーズン数と話数 | 6シーズン、121話 | Wikipedia(シリーズの記事) |
| 最高視聴者数のエピソード | 約2680万人(スーパーボウル直後の放送回、2011年2月) | Wikipedia(ニールセンのデータを引用) |
| エミー賞 | ノミネート32回、受賞6回 | TheWrap、Yahoo Entertainment |
| ゴールデングローブ賞 | ノミネート9回、受賞4回 | TheWrap、Yahoo Entertainment |
| ビルボード・ホット100へのランクイン | 2012年4月までに200曲(当時、全アーティスト中最多) | Sony Music / Columbia Recordsのプレスリリース(2012年4月18日) |
| 音楽セールス(2012年4月時点) | 全世界で楽曲約4300万曲、アルバム約1200万枚 | Sony Music / Columbia Recordsのプレスリリース(2012年4月18日) |
音楽はそれ自体が一つのビジネスでした。シングルはエピソードの放送に合わせてリリースされ、キャストはシーズン1とシーズン2の後にツアーを行いました。2011年のツアーを収めた映画『Glee: The 3D Concert Movie』は、同年8月に劇場で限定公開されました。2012年4月、Columbia Recordsはキャストがビルボード・ホット100に200曲を送り込んだ初めてのアーティストになったと発表しました。このため、発表当日に掲載されたForbesの記事をはじめ、復活版がストリーミング時代に作品の音楽収益を取り戻せるかどうかを問う論評が出ています。
配信の歴史
Wikipediaの同シリーズの記事によると、米国ではオリジナル版がNetflixで7年以上配信された後、2021年12月に同サービスから配信が終了しました。その後、約1年間Prime Videoで配信され、2022年6月1日にDisney+とHuluへ移りました。Disney+はそれ以前の2021年2月に、ラテンアメリカ向けサービスで全シリーズを配信すると発表していました。
こうした経緯は、今回の発注の背景を説明する手がかりになります。作品のライブラリーはすでにディズニーのプラットフォーム上にあるため、新シリーズは視聴者を既存の121話へと呼び戻すことができます。マーフィー自身の発言も、初めてこの作品に触れる若い視聴者層の存在を示しています。
影響と意味
ディズニーにとって『glee/グリー』は、権利を完全に保有する知名度の高い作品であり、大規模な音楽カタログと配信ライブラリーもすでにそろっています。シリーズの発注はこのブランドへの自信を示すものですが、今回の発表では最も重要な創作上の選択が未定のまま残されています。
ファンにとっての大きな疑問は、ディズニーがまだ答えていない点にあります。誰が戻ってくるのか、物語はオリジナルのキャラクターを引き継ぐのか、新しい合唱部で一から始まるのか、そしていつ配信されるのか、という点です。スタジオがキャストと配信時期を正式に発表するまでは、マーフィーやキャストの発言は確約ではなく関心の表明として受け止めるのが妥当でしょう。The Hollywood Reporterが報じたクリエイティブ面の契約がまとまれば、さらに詳しい情報が出てくるとみられます。
よくある質問
『glee/グリー』は本当に復活するのですか?
はい。Variety、TheWrap、TVLineによると、2026年10月21日、Disney+とHuluが20th Television制作の『glee/グリー』新シリーズを発注しました。
新しい『glee/グリー』の脚本を書いているのは誰ですか?
脚本は、Foxで放送されたオリジナル版の共同制作者であるライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナンの3人が執筆しました。ショーランナーの役割分担はまだ発表されていません。
オリジナル版のキャストは戻ってきますか?
決定したキャストはまだいません。マーフィーはオリジナル版のキャスト約10人と連絡を取っていたと語り、ジェーン・リンチとリア・ミシェルも公に関心を示していますが、正式に出演が決まった人はいません。
新シリーズの配信開始はいつですか?
配信開始日、撮影開始時期、話数はいずれも発表されていません。オリジナルの物語の続編になるのか、リメイクになるのかもまだ分かっていません。
オリジナル版はどこで見られますか?
米国では、NetflixとPrime Videoでの配信を経て、2022年6月1日から全6シーズンがDisney+とHuluで配信されています。
出典
- Variety: 'Glee' Reboot Officially Set at Disney+ and Hulu(2026年10月21日)
- TheWrap: 'Glee' Reboot a Go at Disney+ and Hulu(2026年10月21日)
- TVLine: Glee Revival Gets Series Order at Disney+ and Hulu(2026年10月21日)
- The Hollywood Reporter: 'Glee' Is Back: Revival Series Coming to Disney+, Hulu(2026年10月21日)
- Yahoo Entertainment: A "Glee" Reboot Is Officially Happening(2026年10月21日)
- Forbes: Disney's bet on a Glee reboot and the show's music model(2026年10月21日)
- Sony Music / Columbia Records: Glee Cast Breaks Own Record With 200 Entries on Billboard Hot 100(2012年4月18日)
- Wikipedia: Glee (TV series)